「くぅ」逃げる。
仕事から帰ってくると、愛犬「くぅ」はいつも小屋から出てきて出迎えてくれます。
私のことを＝エサを運ぶ人＝遊んでくれる人と思っているようです。
出迎えてくれるので、ひとなでしてやる習慣になってるので余計に出迎えてくれるのかもしれません。
今日も出迎えてくれたので、ひとなでしてあげると満足気です。
・:*:・(*´▽｀*)うっとり・:*:・
するとお隣のおじいちゃんがやってきました。
ありんこ亭のお隣のおじいちゃんは、このごろ少し認知症が入っています。
ゴメンナサイ＞＜ - ☆ありんこ☆のウッカリ！！日記
でも私のことは多分、「隣の嫁っこ」とわかっているようで、私と会話するときは普通です。
「おじいちゃん今日は寒いねー」
「ハハ、犬が遊んでほしくて仕方にゃあみたいじゃんか」
で、私は家に入りました。
手を洗ってうがいをしているとき、「くぅ」の鳴き声がしました。
「キャゥン！！キャゥン！！」
あの声は、【痛いとき】【本気で嫌なとき】の声だ！ΣΣ(・ω´・lll) ﾄﾞｷｯ
なにかあったのかな！？
外に出てみると、おじいちゃんが「くぅ」を小屋（大きなオリ）へ閉じ込めながら怒鳴っています。
「こんにゃろ！こんにゃろ！！」
「くぅ」のおもちゃのロープ（くわえてひっぱって遊ぶヤツ）を手に持ち、オリの扉ごしに「くぅ」をそれでひっぱたいています。
「くぅ」も、慣れてるはずのおじいちゃんに歯をむきだして、ウーウーうなっています。
「おじいちゃん？どうしたの？」とたずねると
「こんにゃろ！オレの顔毎日見てるくせに！ほえやがって！こんにゃろ！」
腹いせのようにバーン！！！とオリのドアを叩きつけ、鍵をかけました。
急に激昂しているおじいちゃんにちょっとびびって私はそのまま一旦家に入り、おじいちゃんが家に戻った頃合を見計らい、１分後に再度様子を見に行きました。
おじいちゃんはいなかった。
でも「くぅ」は小屋から出してくれと訴えていました。
「くぅ」の小屋のドアの鍵を開けてあげた瞬間！！！
ダッシュで駆け出す「くぅ」！！！
( ﾟ∀ﾟ)σﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾀﾞｯｼｭ!ε≡≡ﾍ( ´∀`)ﾉ
鎖をズルズル引きずっています。
「えっ！！ちょっ！！てかなんで鎖はずれてんの！！？？」（￣□￣；）!!とりあえず追いかけました。
時刻は午後６時。
家の裏には踏み切りがあり、その向こうには帰宅ラッシュで交通量の多い旧国道２４６。
最悪なタイミングなことに、ちょうど遮断機がおりていたのです！！！
踏み切りの向こう側には３台車がいて、踏み切り待ちの人も何人かいました。
「「くぅ」！！こっちおいでーーー！！！」と叫んでもしらんぷり。
むしろ喜んで遮断機をくぐっていく「くぅ」。
こっちはハラハラしてるのにお構いなしです。
踏み切り待ちしている対向車に近寄り、くんくんニオイをかいだり、草のニオイをかいだり。
・・・(人ﾟωﾟ)｡o○(｡ﾟ.o｡どうか何事もありませんように｡o.ﾟ｡)
電車が通り過ぎる前に、「くぅ」は道の向こう側へ消えていきました。
対向車の人も、気遣ってくれて車を止めたまま窓から身を乗り出し
「大丈夫ですか！？どっち行きました！？」と聞いてくれました。
大きい犬だから、車の下には入っちゃわないのはわかってたと思うけど、お礼を言って謝りました。
そのとき少し向こう側にいた「くぅ」が私に気付いてこっちへ駆けてきました。
私は捕まえようと跳びかかった！！！
その瞬間！！
「くぅ」はＵターンしてまたダッシュ。
〜⊂´⌒∠；ﾟДﾟ)ゝつ
↑まさしくこんな感じでした。転んだもん。
旧２４６の２車線をまたいでさらに向こう側へ行く「くぅ」。
車の間をすりぬけていく。
追いかけようとすると車がくるので、とても渡れそうにありません。
そして私はひらめきました！【｀ω´o】9｡o○（ﾖｼ!!）
「くぅ」は臆病者。
飼い主の姿が見えなくなると、戻ってくる。絶対戻ってくる。
そして逃げるものを追いかける犬の習慣。
ちょうど車もきていない！今だ！！
「くぅ」と目が合った瞬間、ダッシュで家の方向へ向かうフリをしました。
うまくいった、こっちへダッシュしてくる！！
今度こそ・・・！！！
ｽﾞｻ━━━━⊂（ﾟДﾟ⊂⌒｀つ≡≡≡━━━━!! 捕まえた！！！！
もー思わず座り込んでギューしまくりました。
慣れない鎖をひいて歩いてまた逃げられると困るので、抱っこして家まで歩いていくと、甘えたようにおとなしく抱かれていました。
（けど重かった・・・。めちゃ重かった・・・。）
どうやら・・・・。
おじいちゃんが鎖をはずした感じです。
ほどけようがないように、キチンと義父が鎖を結んであったハズだから・・・。
いちおう、義両親にも夫にも報告しておきました。
今度「くぅ」がオリに入っていたときは、ちゃんと鎖がつながれているか確認しよう。
家に入ってもまだショックで、しばらく足がガクガクしてました。
まーホントに。とにかく「くぅ」が無事でよかった〜〜。
ε-(*´ω｀*) ﾎｯ
転んだときに足や手をすりむいていたみたいで後から痛くなってきましたが、名誉の負傷ということにしておきます。
